〆さばヒカルさんが急死―たけし軍団の若手芸人として活躍


たけし軍団の若手芸人として活躍したお笑いコンビ「〆(しめ)さばアタルヒカル」の
〆さばヒカル=本名・佐藤智(さとう・さとる)=さんが18日午後8時20分、肝不全
のため亡くなっていたことが19日、分かった。37歳だった。

所属事務所によると、6月から体調を崩し、実家のある山形県内の病院に入院。そのまま
退院することなく息を引き取ったという。19日に同県内で営まれた通夜には師匠のビート
たけし(59)をはじめ、たけし軍団のタレントも多数出席した。告別式は24日に同所で。
相棒の〆さばアタル(37)の今後の活動については未定という。



ガダルカナルタカの嫁、橋本志穂が書いたブログ(現在は削除)
原文ママ

2006-09-19 19:41:03 
ご冥福を・・・ 
テーマ:日記 
夫が日ごろから気にかけて可愛がっていた 

若手の芸人が、 

命を絶った。 




若手ーと言っても、芸人としてはもうそこそこの歳、 

ただ、人としてはまだまだ若い30代だろうに。 



ボキャ天ブーム 
はねトビブーム 
笑金やエンタといったブーム 
お笑いが時代をリードするそれぞれのブーム期に 
沢山の芸人たちが華々しく活躍し 
スターが生まれた。 
うまくブームに乗って、自分の場所を確立した 
一部の者のみが生き残れる世界。。。 
そんなブームに消えた人もいれば 
とうとう波に乗れずに終わった人もいる。 
彼は日ごろから、自分の将来について 
とても悩んでいたという。 
我が家の食卓でも 
「あいつは愚痴ばっかこぼすんだよなぁ。 
気が小さいからなぁ。 
なんとかしないとなぁ。」 
と、彼の話は頻繁に出ていたので、 
夫が可愛がる後輩は、私にとっても 
弟のようで、私もテレビで見ては気にかけていたのだ。 




そんな彼が、暗中模索するうちに 
不眠症に陥り、 
睡眠薬や漢方薬、さまざまな薬に頼って 
併用して大量に服用した結果、 
肝臓に大きな障害を与えてしまい 
死の淵を彷徨う事になる。 
「葬儀場の手配をして欲しい」 
「親族を集めて欲しい」 
そんな話が出るくらい、 
一時は危篤状態に陥ったのだが 
優秀な医師と、周りの必死の看病の甲斐あってか 
一命をとり止めたのだ。 
いつだったか・・・。 
彼の意識が戻ったーというので 
夫と一緒に見舞いに行った。 
東京から少しばかり離れた病院であったが 
肝臓のエキスパートがいる病院らしい。 
意識が戻ったーとはいえ、 
彼の免疫力はまだまだ低く、 
私たちは入り口で消毒し、マスクをし 
特別個室を見舞ったのだ。 
「僕のせいで、親には迷惑をかけました。 
この部屋だって、個室だから一日いくら・・・」 
「こら! 
儲かった命なんだから、この後に及んで 
まだグズグズ言っちゃいけないよ。 
お金の事は後からなんとかなることだし 
とにかく今は、命に感謝して治す事だけに 
専念しなさい。仕事だって、なんとかなるさ。 
頑張らなきゃって悩むからこんなコトになってるんでしょ!」 

三途の河原を彷徨うほどの 

貴重な経験をしたわけだし、 

その事を本にしたり、芸にいかしたりー 

貰ったラッキーな命を利用しなきゃ♪ 

などと励まして、笑顔で病院を後にしたのだ。 


その時、私は亡くなった祖母を思い出した。 

急に容態が悪くなり、 

病院の個室に入った時に 
私にコッソリ言うのだ。 
「連れて帰って。退院したい。個室は高いんだろ」 


「そんなの心配しないで。お金なら私たちがー」 
そういう問題ではないのだ。 
〈他人に迷惑をかけること〉  
これこそ、病人が苦にすることなのだと 
その時知った。。。 
心おきなく病院に居て貰えるように 
「なんとか大部屋が空いたら、祖母を 
移してやってくれますか?」と 
恥をしのんでナースセンターにかけあったことがあった。 
きっと彼も、親や兄弟、親戚に迷惑がかかることを 
何よりも気にかけていたようだった。 
その後、 
「あいつ、退院したらしい」 
「あいつが仕事に復帰したって。よかったな」 
夫から報告を聞いて胸をなでおろしていたのに 
それもほんのつかの間ー 

退院後、回復するごとに 
また自分の将来を悲観したらしくー 
その命を 
めっけもんのその命を 
自ら絶った・・・と聞いた。 
愕然とした。 
生きていたいのに 
生きていけない命だって世の中には沢山ある。 
親不孝者! 
バカ!!! 
でも、 
そんなこと、 
彼も重々承知の上で 
選んだ道なのかもしれない。 
このことを、私のブログに書くのはいかがなもんかーと 
多少ためらった。 
ただ、 
華やかな芸能界で 
羽を広げて飛び回る光があるとするなら 
その影には飛べずに小さくなって 
震えている小さな命があるってこと・・・ 
誰かに伝えたかった。 
いつぞや 
我が家の車庫に停めてある車を見て 
「いいなぁ、芸人なんて 
テレビで笑わせてるだけなのに、 
こんないい車が買えるんですか? 
ホントにこんな車、買えるの?」 
そう私に言ったご近所さんがいた。 
悪気はなかったんだろうと思う。 
でも、その車を買うために、どれだけ戦った事か・・。 
どんな仕事にも 
楽な仕事はない。 
どんな人に笑われる仕事でも 
私たちは誇りを持って戦ってる。。。 
そして、楽しんでいる。 
その命の短いかもしれない事を覚悟しながら〜 
彼のご冥福を 
お祈りいたします。